肌の悩みに合わせて使用するヒアルロン酸は違います
ヒアルロン酸注射は、美容業界で一番と言って良いほどメジャーな治療です。皮膚の潤いを保ち、シワやへこみを改善し、顔のボリュームを回復させる美容治療です。この治療は加齢に伴う肌のハリの喪失やシワの形成を軽減し、若々しい外見を回復させます。ヒアルロン酸は自然に体内に存在し、安全性が高いため、アレルギーの心配は少なく、即効性があります。施術の持続性は製剤によって異なりますが、通常数ヶ月から1年以上効果が持続し、リフトアップや肌のトーンアップを体感できるでしょう。ヒアルロン酸薬剤は数多くありますが、その中でもアラガン社のヒアルロン酸について説明していきます。
ヒアルロン酸は、日本で医薬品としての承認が取れなかったのですが、アラガン社は自社が販売する薬剤のほとんどで厚生労働省の承認を取った会社です。日本で承認を取れなくても海外で承認されていれば安全性の面で問題はありませんが、やはり日本人が使う薬剤なので日本での承認が取れていると安心です。
アラガン社のヒアルロン酸は、それぞれの薬剤に特有の特徴があり、悩みに応じて選択できます。
まず、アラガン社のヒアルロン酸の中でも最も持続期間が長いとされるのが「ボリューマ」です。硬めの質感を持ちながらも、なじみがよく、ほうれい線や深いシワから顔のくぼみを改善するのに優れています。注入後も形を保ちやすく、支柱としての役割を果たし、リフトアップ効果も期待できます。
「ボリフト」は柔らかめの質感で、浅いシワやくぼみの改善に最適です。狙った部分にボリュームをアップさせることができ、長い持続期間を誇ります。また、浅めのシワに「ボリフト」、深いシワに「ボリューマ」を組み合わせて使用することで、若々しい印象の顔立ちを実現できます。
「ボルベラ」は柔らかい質感のヒアルロン酸製剤で、デリケートな部分に最適です。目元の浅いシワや涙袋の形成、唇のハリ改善に使用されます。持続期間は1年とやや短めですが、吸水性が低いため、注入後のむくみが起こりにくく、デリケートな箇所に適しています。
「ボラックス」は最も硬い質感を持つヒアルロン酸製剤で、成形力に優れています。フェイスラインの整形や顎の形成に適しており、細かい注入量の調整もしやすいのが特徴です。リフトアップ効果が高く、持続期間も18ヵ月と長いです。手術を必要とせずにフェイスラインを整えたい方や、持続性を求める方に向いています。
「ボライト」は、柔らかい質感が特徴のヒアルロン酸製剤で、肌の細かな悩みに対応できます。顔全体や首など広範囲に注入でき、肌の保水性を高め、肌のハリをアップさせます。通常のヒアルロン酸製剤よりも持続性が高く、美肌の維持に適しています。
アラガン社のヒアルロン酸製剤は、その特有の特徴によって、美容医療の世界で多くの方に支持されています。厚生労働省の承認を受けた安全性や効果に配慮されており、信頼感と安心感が高い薬剤でしょう。ただし、薬剤がどれほど良いものでも注入する医師の技術が低くては意味がありません。美容皮膚科で実力が高いと言われる医師は、ヒアルロン酸の注入技術が高いことが多いです。豊富な知識と技術の高い医師に施術してもらえるようにクリニックは選びましょう。技術力は症例写真などを見ることで確認できます。安心なヒアルロン酸で注入して、きれいな肌になりましょう。