タトゥーを綺麗に消せるレーザー除去の種類と通院の目安
世の中には、若気の至りで体に入れたタトゥーを入れたことで公衆浴場やプールを利用できなくなって後悔している人もいます。タトゥーは一度入れたら消すことはできないというイメージを持たれがちですが、美容皮膚科で専用の施術を受ければ除去は可能です。
美容皮膚科でタトゥー除去の施術に使われるレーザーは数種類あって、それぞれ得られる効果が異なります。
比較的多くの所で採用しているのがヤグレーザーです。黒や濃い青色に反応するレーザーで、脱毛などでも使われています。皮膚の奥に浸透した染料も破壊できて仕上がりが綺麗になるのが特徴です。
ただし、赤や黄色といった特定の色には反応できないため、複数の色を使い分けている人には向いていません。ヤグと共に使用している美容皮膚科が多いと言われるのがルビーレーザーです。ルビーは体へのダメージを最小限に抑えられるのが強みで、施術を受けた後に起こる腫れなどのダウンタイムが短くて済みます。その分威力が弱く、レーザー除去ができるのは表面部分だけです。
どのレーザーを使うかは事前のカウンセリングで染料の浸透具合をチェックして決めるので自分で調べる必要はありません。
タトゥーの除去は通院を繰り返して少しずつ薄くしていく形になります。消す範囲や染料の浸透具合などで個人差は出ますが早くて5回、長い人で10回程度です。
細心の注意を払って安全に行われますが、直接肌に照射する以上はダメージを避けられません。最適な状態で受けることが基本となるため、1度施術を行ったら数ヵ月程度間隔を空ける決まりになっています。
範囲が狭く色が薄い人でも、完了するまでの期間は1年弱です。
脱毛と同じように保険適用外で1回の利用で数万円かかります。保険適用外の施術は、自由診療と呼ばれるそれぞれの美容皮膚科が料金を自由に決められる仕組みです。
気になる所をいくつかピックアップして扱っているレーザーの種類や金額、アフターサービスなどを比較検討して決めることが基本になります。